関東運輸局指定工場 第3-1715

ハスラー 全方位モニタの校正&ステレオカメラエーミング調整作業

今回のエーミング作業‼️

 

今回は、スズキ ハスラー MR52S 令和6年1月登録の右側面修理に伴う、

①全方位モニタの校正(フロント、右サイド)&
②ステレオカメラエーミング調整作業です。

 

診断機:スズキ純正SDT-Ⅱ

機材:イヤサカターゲットスタンド、SBDオリジナルターゲットボード、スズキ純正ランダムチャート、

   3Dレーザー、スタッフ、スズキ純正ドットマット、SBDオリジナル全方位用ラインマーカ

安定化電源:GYS

作業時間:300分(内動的70分)※動的時の天候は雨

 

全方位モニタの校正

 

②ステレオカメラエーミング調整作業

POINT❗️

以前、弊社にてフェイスチェンジをさせて頂いた車両ですので、全方位用カメラのフロントカメラの位置が純正と異なります。
キャリブレーション方法も整備要領書とは若干異なる手法で実施しなければ、正常な画面表示にはなりません。

当時の変更データも保存している為、フロントのカメラは問題なく作業が完了。

しかし、今回はドアミラーを交換している為、サイドカメラの初期値が異なり、1回のキャリブレーションでは成功せず、
複数回校正し何とか正常値にする事が出来ました。

また、ドットマットを使用してキャリブレーションしても、車両の画面は歪んだままでしたので、
一時的にトラブルシュートをしながら作業を実施した為時間がかかってしました。

AUTELなどの診断機では、キャリブレーション後適用ボタン等があるのですが、
純正診断機にはなく、結果を適用させるには車両のイグニッションのOFF,ONをしなければならない事が、
整備要領書には記載されておらず苦労しました。←結構重要!

また、脱着によるキャリブレーションの場合は、画面は多少歪んでいるがキャリブレーションで動く量が少なけてすむ為、
少しの画面の動きで正常が確認出来ます。新品交換の場合は、キャリブレーションで動く量では足らず、
必ず適用行為をしなければ実際の校正量が反映されません。

翌日の朝イチ納車の為、天候は雨ですが動的キャリブレーションを実施し、なんとか完了する事が出来ました。

 

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