今回のエーミング作業
今回は、スズキ ソリオバンディット MA36S 平成28年2月登録の鈑金修理に伴う、
①全方位モニタの校正(前方&運転席&後方)&②ステレオカメラエーミング調整作業です。
診断機:ABG-NANO-BT(OBD検査用スキャンツール)
機材:全方位用ドットマット、イヤサカターゲットボードセット、スズキ純正ランダムチャート、3Dレーザー、スタッフ
安定化電源:GYS
作業時間:120分(内動的7km15分)
①全方位モニタ調整
②ステレオカメラエーミング調整作業
POINT
全方位カメラのキャリブレーションでは、OEMにより白線等のラインを使用し、
モニターを確認しながら作業者が調整するタイプと、専用のドットマットターゲット等使用し調整するタイプ、
また動的で調整するタイプがあります。
動的は、診断機を使用しキャリブレーションモードで走行する為、機械に任せるイメージです。
白線タイプは、モニターを特殊モードにし、作業者の目で確認しながら調整します。
ドットマット等を使用するタイプは、メーカーが定めた設定位置に専用ドットマット等を設置し、
診断機を使用して調整します。
ドットマット等使用時、キャリブレーションが正常終了しても、確認用白線の継ぎ目が合わない場合があります。
※弊社のキャリブレーションエリアにはラインが書かれており、全方位カメラの簡易確認が可能です。
よって、簡易確認用車両平行線がない場合は、画像の歪みに気がつく事が容易ではありません。
ディーラや一般の整備工場では、専用のキャリブレーションエリアを作っている所は少なく、
また全方位等に利用可能な白線等もありませんので、診断機を用いて専用シートでキャリブレーションする場合、
個車毎の特性に合わせた確認が難しくなります。
今回もキャリブレーションは正常終了するが、白線の歪みが確認出来た為、
若干特殊な手法で3回ほど調整し、画面の正常表示をさせて頂いております。
全方位カメラの装着率は増加しており、単純に診断機等で完了したから終了ではなく、
常に確認しながら作業させて頂いております。
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